南紀おやじバンドコンテストのコーディネーターを務めます海南出身、和歌山、田辺にも在住経験のあるオイヤンです。中上健次を読み漁り、高野町長とも親しいので、和歌山県内の事情はかなり精通しているつもり。紀伊半島は地図なしで回れます。和歌山・グリーンコーナーの「天かけラーメン」、田辺のうどんや「あそこ」の「赤の他人丼」が好物です。



 ロハス大王の続きを書きます。



 和歌山県は海岸べりまで山が迫っているためか、都市間の交流は少なく、風土や文化も多様。



 たとえば海と太陽の関係。



 和歌山や海南、田辺では、海は太陽が沈むところですが、周参見や串本は、海は一日中太陽が出ている場所。そして、那智勝浦や新宮では、海は太陽が昇ってくるところです。



 文化が違うのは当然です。



 また、和歌山や海南は大阪市内の通勤圏内ですが、田辺や新宮市内の住民は仕事場は市内近郊に限られます。



 和歌山県は、面積はそう大きくはありませんが、いろいろな意味で「広く大きい」のです。



 紀北とか紀南というのは、和歌山県の行政用語であり、あまり一般的ではありません。和歌山市民が、紀北とか紀南という言葉はほとんど使いません。



 JR和歌山線(国道24号)沿線は「紀ノ川筋」、和歌山や海南、高野山は、それぞれ和歌山、海南、高野山であります。海南市民にいたっては、紀北だの中紀だの海草だの長峰だのいわれてもピンときません。海南は海南なんです。



 また、和歌山県南部には熊野という呼び方もあり、こちらの定義は三重県まで及びます。南紀おやじバンドコンテストの会場である上富田町は熊野の入口ということで「口熊野(くちくまの)」ともいいます。



 紀州・和歌山のことを書いた偉大な作家が2人います。 紀ノ川筋を代表する作家は有吉佐和子さん、熊野を代表するのが中上健次さんです。



 作風は違いますが、それぞれの郷土が個性豊かに表現されていて、和歌山県民、紀州人として全国に誇れる文化人であります。



 これから、いろいろな和歌山を紹介していこうと思います。